東欧を旅して見かける「旧ソ連時代に建てられた建物」が異質すぎる

浄水場

ウクライナとハンガリーを旅して印象に残ったことがある。
それは旧ソ連に建てられたであろう建物がとても不気味な感じで建てられている事だ。

基本的に東欧の建物はいわゆるヨーロッパ的な建物で、おしゃれなものが多いのだが、ところどころおやっと思う建物が存在する。

周りと建物と雰囲気が違うのである。
なんというか異質な雰囲気がある。

周りの現地人たちはおそらくそれが自然になっていて気にもとめないが、僕は立ち止まってしばらく見続けてしまう。

怖いんだけど、なぜか不思議な魅力がある。

今回はそんな建物達、主にハンガリーを旅して見つけたおそらく旧ソ連時代の不思議な建物を紹介していく。

まずはこちらの建物。

ハンガリーの東部の街、二レージハーザにある。
Google Mapの説明では(Water Tower)浄水場となっているが、形がすごい。

この棒状に伸びた形と、表面に独特の凸凹がある。
そして、上部には窓?が設置されており、大中小のアンテナが四方八方を向いている。

浄水場だとしてもわざわざこのような形にする必要があったのだろうかという疑問だ。

街の中心部から約5分ぐらいでこの建物を観れるので、ぜひ機会があれば行って欲しい。

独特な雰囲気がある。

次に紹介するのはこちらの建物。

奥にある建物がなんとも異様な雰囲気を放っている。

ビルの側面に描かれたなんだかわからない模様というかマークというか、どことなく不気味な雰囲気を感じる。

この建物は、キシュバルダというハンガリー東部の田舎町の駅前に建っている。
おそらく既に廃墟になっていて、窓ガラスなどは割れていたし、人がいるような気配はなかった。

ただなんというかオーラがすごいと感じた。
威圧感を感じる。

この町にはこれだけではなく、街のはずれにいくつかそれらしい建物も見えたが、時間の都合で行くことができなかった。

また町の中には下の写真のような建物もあり、これもまた少し違った雰囲気を醸し出している。

おそらくこれも旧ソ連時代に建てられたものだろう。

左に見える鉄のパイプが町の中に繋がっているのが異様だった。
そして煙突のような建物の上にはいくつものアンテナが付けられている。

先ほどの浄水場と同じくアンテナが付けられているという共通点が見つかった。

この建物もなんとなく不気味な感じだ。

そして僕がこの旅で最も奇妙だと感じたのが、最初の見出しの写真の建物。
これだ。

明らかに異様な形である。

この写真だとあまり伝わらないかもしれないが、基本的にこのまちの中心部にはヨーロッパ仕様のおしゃれな建築が立ち並んでいる。
道も綺麗に石畳で整備されている。

しかしながらこの周辺は少し治安が悪いように感じた。

建物の雰囲気や、通行人の様子がどこかワンランク落ちたような印象を受ける。(言い方が無礼なのは多めに見てほしい)

そして何より驚いたのが、この建物のすぐ隣が小学校になっていることだ。

普通に子ども達が校庭でボールを蹴って遊んだり、会話したりしている。

その横でこの建物。

僕としては違和感ありありなのだが、現地の人たちは特に何も感じないだろうか。
ずっとこれを見ていると何か気が滅入ってしまうような雰囲気すらある。

この建物のすぐ裏が小学校。
そしてこの建物の左はおそらくソ連時代に建てらた大規模住宅がある。
遠くから見るとこんな感じ。
左にあるビルがとても大きなおそらくソ連時代の住宅。
写真だと伝わりづらいが、実際はものすごく大きい建物だ。

最後に紹介する建物はこれまた不気味な建物。

ハンガリーの第2の都市デブレチェンの駅を出てすぐ左に位置する建物だ。

一見普通に見えるが、近くで見た時の不気味さは言葉では表せない。

夜になるとこのビルの上付近に何やら赤いランプが灯り、それがまたこのビルをいい雰囲気に仕上げている。

デブレチェンで滞在した宿のホストも不気味な建物だと話していた。
彼はトルコ出身だが、彼もそのように感じるらしい。

基本的にデブレチェン駅周辺は旧ソ連の影響が濃いように感じる。
町の雰囲気といい、人といい、ビルといい。

街を歩いているとこれら以外にも結構見かけるので、もしこのような建築興味のある方は東欧に来てみると面白いかもしれない。

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