YouTubeをやっていると、辛いことや辞めたくなることが何度も訪れる話。

YouTubeを運営していると、何度も壁にぶつかると感じる。
自身もYouTubeを約2年運営し、チャンネル登録者が1万人を超えた。

しかしながら最近はしんどい。
YouTube Studioという動画やチャンネル情報、またコメントなどが見れるアプリがあるのだが、それはもうここ2ヶ月ほど開いていない。

単純に何というかメンタルにくることが多い。
それは初期の頃の運営に感じていたあの高揚感とは違い、やればやるほど摩耗していくように感じる。

かつてはチャンネルが成長していくことがものすごく嬉しかったし、コメントが一つ貰えるだけでも、大きなモチベーションとなった。
毎日YouTube Studioを開いては、チャンネル登録者の数を確認し、コメントを確認し、次はどういう動画を撮ろうか、そんなことを繰り返しているだけでも、ものすごくテンションが上がったものだ。

その初期に比べ、確実にチャンネルは成長した。

全くの無名からスタートし、数ヶ月は50人にも満たない登録者だったのが、今では1万人以上の方に登録していただいている。
たまに見ているよと地元の方から声をかけていただくこともあるし、応援の言葉をもらうことも多々ある。

しかしながら以前のようにはチャンネル運営を楽しめなくなってしまった。
それはなぜだろう?

まずあげられる要点として、いわゆるアンチコメントだったり、他人を傷つけるようなコメントが来たときにメンタルが削られるということ。
次に、常に数字との戦いに向き合う必要があるということ。
それは何も自分自身のチャンネル内での数字だけではなく、他者との比較、つまりは他のチャンネルが伸びているのに自分のチャンネルが伸びないことへの焦燥感。
そしてこれはおそらく自分だけの特殊なパターンだと思うが、いつもコメントをくれる方々への疲れ。

アンチコメントはYouTube内で多く目にするが、正直言って受け取る方はかなりのダメージを受ける。
それによってメンタルを病んでしまい、続けられなくなっていく人も実際に見た。
そのくらいアンチコメントというのは動画投稿者のメンタルを吹き飛ばすものだということを、大衆は知っておかなければならないと思う。

僕自身も何回もアンチコメントをもらったことがある。
幸いに僕は人よりもメンタル面が強いので、あまり気にしないことの方が多いがそれでもその一瞬は一瞬は嫌な気持ちになる。

建設的な批判もあり、それとは一線を貸すべきなのだが、単純な否定、自身のスキル、行動、やり方に対する攻撃は嫌な気持ちにならざるを得ない。

実際に僕はアンチコメントのみならず知人からも嫌がらせを受けたことがる。
訳のわからない理由を並べられ、動画を消した方がいいと言われた。ネット上だけならまだしも、知人までもがなぜか攻撃してくることがある。
このようなケースは稀かもしれないが、誰かの成功していく姿を妬む人というのは少なからずいる。

次にYouTubeは数字との戦いだということ。

YouTubeは動画を投稿すると、この動画は過去で何番目に見られていますといったランキングが表示される。
そしてたまに「この動画は普段の視聴者があまり見ていません」などといったダメ出しを食らうこともある。
ダメ出しだけはなく、動画が伸びれば「この動画は普段の動画より見られています。おめでとう」などの表示がされる。

このランキングシステムは運営していく上で見ずにはいられない。
動画が伸びていないとなんでこの動画が伸びないんだよと憤りを感じることも多々。

また頻繁に起こるチャンネル登録解除も然り。
渾身の一発であげた動画が伸びないのならまだしも、チャンネル登録を解除されるという始末。

そしてそれがしっかりアナリティクス画面で見えてしまうので、余計にメンタルが削られてしまう。
詳細なところが見えるのは分析に役立つが、見えすぎてしまうのもメンタル面には良くないのではないかと思う。

数字がダイレクトに見えることによって、他チャンネルとの比較をどうしてもしてしまう自分が現れる。
似たジャンルのチャンネルを見ては、何でこの動画が伸びているのに自分の動画は伸びないんだろうと考えてしまう。
自分はすごく頑張っているつもりなのに、なぜか他者との競争の上に立たされることになってしまうのだ。

それがつらい。
自分がやりたいことをやっているはずなのに、ウケる動画、バズる動画の方向性というのはある程度決まっていて、それに従っていかなければ仕組み上数字も伸びていかない。

YouTube上でウケる動画と自分の撮りたいことは常に一緒ではないというのがしんどいところだ。
そしてチャンネル内容から少しずらして投稿すると途端に動画が伸びなくなってしまう。

だから多くのYouTuberが同じような企画をやらざらるを得なくなってきている。
なぜかというと伸びる動画というのはある程度決まっているからだ。
しかしそれは果たして自分の本当にやりたいことなのか。
自分は大衆に迎合していないか。

本当にそれが自分のやりたかったことなのだろうか。

そんな自分との戦い、自分との話し合いの日々が続く中で、これは自分の本当にやりたいことではないのかもしれないといった疑念さえ生まれてくる。

そうなってしまったら正直なところいい動画は作れない。
いい動画を作るためには自分が楽しむ必要があるが、疑いながらでは動画制作に身が入らないし、何よりいい動画が作れない。

そういうモヤモヤが自分の中にどうやら出てきてしまったようだ。

頑張って振り払おうとしてモチベーションを下げないように頑張ろうとする。

ここまできた自分に誇りを持って、よくやった、こんなところまできたのだからもう少し続けよう。
そう思う。

だけどなぜか身が入らない。自分は自分のコンテンツに飽きてしまったのだろうか。

でももう少し頑張ってみよう、そんなことを考えながらなかなか前に進めない。

苦しいけど、もう少し頑張ってみよう。
そんな事を考えながら動画を上げない期間は3ヶ月になろうとしている。

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